56歳の男性です。
仕事で安全靴を履いていました。右第1趾が痛くて歩けなくなっていました。
右第1趾の爪の両側に不良肉芽と炎症が著明でした。
陥入爪と診断、鬼塚法による爪母組織の摘出を3ヶ月の間隔をおいて両側施行しました。
心筋梗塞の治療後、血液サラサラの薬(抗血小板剤)を内服していたため、術中術後の止血が大変でしたが、内服薬の中止をせずに手術を完了しました。術後経過は良好で、それぞれ2週間で傷は治癒しました。
術後3年後の状態も、圧迫による爪の色素沈着はありますが、陥入爪の再発はなく、疼痛もなく快適に過ごせています。
術前
外側術前
外側術直後
外側術後1週間
内側術前
内側術直後
術後3年