禁煙治療
タバコは吸わないと強く決めたはずなのに、なぜかやめられない・・
これはタバコの煙に含まれるニコチンによる依存が原因です。
ニコチン依存症とは、やめたくてもやめられない喫煙習慣の事を言います。
どれだけ強い意志があったとしても治す事は難しく、治療が必要となります。
ニコチン依存症に至るまで
① 脳にはニコチンが結合すると快感を生じるα4β2ニコチン受容体物があります。
② タバコを吸うと、ニコチンが肺から血中に入り、すぐに脳へ・・・
③ ニコチンが脳のα4β2ニコチン受容体と結びつき、快感を生じさせるドパミンが放出されます。
④ ドパミンが放出されると、快感が生じます。そして、もう一度タバコが吸いたくなります。
ニコチン依存症
⑤ ②~④を繰り返していくと、ニコチン欠乏によるイライラなどの禁断症状を避けるため、禁煙をやめられなくなります。
喫煙によって高まるガンのリスク
喫煙は、肺がん・冠動脈疾患・COPD(慢性閉塞性肺疾患)などのリスクを高めます。
これは喫煙者だけでなく、家族や周りの人も受動喫煙という形で健康が損なわれる可能性もあります。